なかなか通読がつづかない方、 ぜひ、お試しください。
文芸学的編集構造にしたがって分けられた聖書通読表です。
『幸いなるかな』家庭礼拝の祝福 通読会の開催 より
98年の夏から、家族で通読するようになった。それまでは、ただ、それぞれのペースで、通読を進めるだけで、味わい方すらも知らないこどもたちには、特につらかったようである。「今日の箇所は読んだの?」といつもしかられながら読んでいては、内容を理解するどころではなかった。
・・・インターネットで、ちょっと変わった通読表に出会った。今まで見たことのある通読表は、旧約聖書も新約聖書も初めから順番にすすめていくものであったが、Michael Coley氏の「52 Week Bible Reading Plan」聖書通読表は、7つに分類されていた。
それぞれが1年間で読み終わるように割り当てられている。うまく分類したものだ。これなら週に7種類の味を味わえる。長い箇所もあれば短い箇所もある。週の中でやりくりして時間調整も可能だ。
Michael Coley氏の通読表に出会った後、2000年に、聖書の文芸学的編集構造の研究に出会います。ただ文章量ではなく、意味のあるまとまりで区切られた通読表が必要だとは思ったものの見つかりません。さらには13世紀からつけれれている「章」の区切りも見直さなければ作れないこともわかってきました。
詩篇の配列編集の分析からはじめ、2007年からは福音書、手紙、モーセの律法、再度、詩篇、昨年2019年から大預言書にとりかかり、今年2020年は箴言の分析を終了し、そして残すところ歴史書だけになりました。
この通読表は、7つの分類の通読表ですが、区切りは文芸学的編集構造を考慮したものです。分析を進めながら、ここまで来ました。日々、改良中です。
読む箇所がわかりやすい表形式の通読表と、並行構造が分かりやすいように「文脈マップ」形式にしたものがあります。
区切りの理由は、分析結果の記録をご覧ください。少々膨大ですが・・・
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