Subject:
詩篇142篇 143篇との比較(ケイヤ)
From:
"keiya@kanno.com" <keiya@kanno.com>
Date:
2006/07/11 12:55
To:
saiwainet@yahoogroups.jp

こんにちは、+KeiyaKannoです。

140篇から143篇のテーマ、構造などは明らかに繋がっている。その中でも142篇
と143篇の内容が似ているので比較しました。

■概略

敵によって死んでいる詩人は主に祈り、聞いてくださいと願っている。そのよう
な状態にあって、神が昔なさってくださったことを思い出している。その昔な
さってくださった恵みに訴え、神の義によって敵からの助けを求めているのである。

■似ている部分

この詩篇で目立つキーワードは「霊」である。詩人は敵によって攻撃されている
ため、霊が衰えてしまっている。また、早く答えがなければ、その霊は滅びてし
まいそうになっている。それで、神の善の霊に訴え、救いを求めているのであ
る。142:3にも霊が衰えるというテーマがあり、その解決として、道がどのよう
なものかを神が知っているということが書かれている。神は霊が衰えている中で
も答え、導いてくださるのである。

神は霊を導き、平らな地に連れて行ってくださる。神が苦しみの中から連れ出し
てくださることを求めているが、その平らな地への道を知っておられるのは神で
ある。また、この地とは、避け所であり、詩人の相続地である。

詩人は敵によって穴の中に落とされている。敵は暗いところに住ませ、逃げると
ころもないような場所、牢獄、穴に入れていた。そこから救い出されるためには
御顔が見えている必要がある。そして、そこから連れ出される時に神を避け所と
し、平らな地に行くのである。

143篇では御名がこれらの救いを求めている理由として書かれている。神の御名
があるので、救いを求めている。その御名は142篇にもあるように感謝されるべ
きものである。御名に感謝することができるために苦しみからの救いを求めている。

-- +KeiyaKanno mailto:keiya@kanno.com O give thanks unto the LORD; for he is good; for his mercy endureth for ever. 1 Chronicles 16:34