Subject: 詩篇142篇 140篇との比較(ケイヤ) |
From: "keiya@kanno.com" <keiya@kanno.com> |
Date: 2006/07/12 11:41 |
To: saiwainet@yahoogroups.jp |
こんにちは、+KeiyaKannoです。 構造が似ていると考えられる140篇との比較をしました。 ■概略 心で悪をたくらみ、口で攻撃してくる暴虐な者、よこしまな人からの助けを詩人 は求めている。彼らは道にわなを作り、落とし穴を作っている。その中で高ぶる 者たちの攻撃が自分の所に戻るようにと祈って願っている。それは、主が悩む 者、貧しい者のためにさばきをなすということを知っているためである。また、 それを見て正しい者は御名に感謝するようになるのである。 ■構造 140篇は構造が特に142篇に似ていると考えられる。 この詩篇はセラで分けることができるので、ばらばらにすることは難しくない。 A 1-3 暴虐の者の下から守ってください A 4-5 暴虐の者のわなから守ってください B 6-8 悪者の願いを聞かずに、私の願いを聞き、頭をおおってください B 9-12 神は悩む者の訴えを聞いて悪者の頭をさばかれるので、感謝 特に142篇と似ているのは、最後に正しい者の御名への感謝があるということで ある。この部分は140篇の構造を考える時に分かりづらかったが、142篇を見ると その位置づけが分かる。それは、わなに落とされ、ひとりになっていた時に、神 がご自分の御前に連れてきて、正しい者たちと一緒にいるようにしてくださった ということである。集会の中で賛美するということは、救いの重要な部分なので ある。 ■類似点 両方の詩篇での悪者の攻撃は、正しい者の道にわなを仕掛けるということであ る。142篇には具体的な攻撃方法は書かれていないが、140篇にあるように口によ る攻撃である。その毒で頭を攻撃しようとしている。しかし、神は守り、悪者の 頭にそれを戻されるのである。 神は分の土地となり、詩人の救われたあとの住まいとなってくださるというのが 142篇である。しかし、悪者は地上で栄えることができず、深い淵に落とされる ということが140篇である。穴にいた者は引き上げられ、地上にいた者は穴に落 とされるのである。-- +KeiyaKanno mailto:keiya@kanno.com O give thanks unto the LORD; for he is good; for his mercy endureth for ever. 1 Chronicles 16:34