Subject:
詩篇146篇「火曜日の聖書研究」
From:
+shinya@kanno.com
Date:
2006/08/15 11:44
To:
saiwainet@yahoogroups.jp

+ちゃんくんです。

146篇「火曜日の聖書研究」06/08/15 

■104篇は非常に似ているが、違うところは

104篇には146篇に出てくるテーマがたくさんある。
104篇は103篇といっしょに考えるようにと言われている詩篇である。
どちらとも、「わがたましいよ。」という言い方で始まるし、終わりもしている。

146篇と104篇は似ているが、違うところは、104篇のほうが創造についての
話が長いということである。
146篇には、「君主に信頼してはならない、主に信頼しなさい」というテーマがあ
るが、103篇、104篇ではこのテーマは強調されていない。

■7bー9節と10節のつながりは

146篇の7bー9節と10節のつながりは、とこしまでも統べ治められる主につい
て7bー9節のところで詳しく話している。
7bー9節を読むときに一つ問題になるのは、「正しい者を愛する」という言い方が
あるということである。

盲人、捕らわれ人というときに、ただの目が見えない人のことを言っているのではな
い。
これらの人たちはみなイスラエルについて話している。
イスラエルが正しかったというわけではなく、正しい者と呼ばれる民である。

■全体構造のつながりはA案かB案か

146篇の構造は二つの分け方が考えられる。

A案の構造

1ー2節
3ー7節
7ー9節 
10節

B案の構造

1ー4節
5ー7節
7ー9節
10節

A案だと3節の君主と10節の主の支配の並行がない。
今度、B案だととこしえに賛美と、とこしえの支配の並行が見られなくなってしまう
。
しかし、A案には君主と悪者、主信頼と義の並行がある。
B案では1節と2節の「とこしえに賛美」というテーマがじゃまになってしまう。

A案のほうがだめなところが一個しないので、多数決で行くと、A案の分け方のほうが
良いように見える。
昨日はB案の考え方のほうに偏っていたが、今日はA案のほうがいいのではないかと
いうことになっている。

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+審也@カンノファミリー
 mailto:shinya@kanno.com
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