Subject:
詩篇146篇 似ているテーマのある詩篇との比較(ケイヤ)
From:
"keiya@kanno.com" <keiya@kanno.com>
Date:
2006/08/15 12:35
To:
saiwainet@yahoogroups.jp

こんにちは、+KeiyaKannoです。

この詩篇には特徴的なテーマがいくつかあるが、それらのテーマは他の詩篇にで
てくることもある。それで、その似ているテーマを持つ詩篇と比べました。

■103篇

昨日の研究で見たように、詩篇104篇には146篇と似ているテーマがあるが、よく
研究してみると、146篇の後半部分は103篇のほうと似ていると考えられる。

103篇全体は、「わがたましいよ。主をほめたたえよ」という言い方で始まる。
その賛美の理由は、主が罪を赦して、病気を癒し、王座に着かせてくださったと
いうことである。神はご自分の民に対して恵み深く、民の弱さを知ってあわれん
でくださるのである。人間は草、花のようであり、すぐに滅びてしまうが、主は
とこしえから、とこしえまで、すべてを支配しておられるのである。

主はご自分の民の病気を癒し、弱い者たちをあわれんでくださるということは共
通しているテーマである。また、人間がちりに過ぎないが、神は永遠の王であ
り、支配しておられるという対比も重要な共通テーマである。

■118篇

この詩篇と146篇をつなげるテーマは「君主たちに信頼するのではなく、主に信
頼する」ということである。

イスラエル、アロンの家、主を恐れる者たちは主に感謝し、その恵みはとこしえ
までと言わなければならない。それは、主が味方であり、敵に対して勝利するこ
とができるためである。また、主の家にいて感謝しなければならない。

118篇で強調されていて、146篇ではあまり強調されていないテーマは、悪者から
の救いと、主の家での賛美である。146篇にも悪者からの救いというテーマはで
てくるが、それよりも強調されているのは、弱い者を助けるということである。
また、146篇には神の家に行くというテーマはなく、主を王として賛美するとい
うことのほうが強調されているのである。

-- +KeiyaKanno mailto:keiya@kanno.com O give thanks unto the LORD; for he is good; for his mercy endureth for ever. 1 Chronicles 16:34