Subject:
詩篇148篇 8篇と115篇との比較(ケイヤ)
From:
"keiya@kanno.com" <keiya@kanno.com>
Date:
2006/08/29 11:41
To:
saiwainet@yahoogroups.jp

こんにちは、+KeiyaKannoです。

この詩篇では主の被造物に賛美するようにという命令が中心的なテーマとなって
いる。詩篇8篇と115篇にも同じようなテーマ、そして、関連している重要なテー
マがあったので、比較してみました。

■8篇

この詩篇は「私たちの主、主よ。あなたの御名は全地にわたり、なんと力強いこ
とでしょう」という言い方から始まる。そして、最後も同じ言い方である。この
詩篇において賛美しているのは、神が幼子たちによって敵を滅ぼし、また小さい
者である人間に創造したわざを支配させたということである。

主の御名を賛美するということが2回繰り返されていることは、148篇とつながる
ところである。しかし、8篇では最初と最後にあるのに対し、148篇では真ん中の
段落の最初にある。

両方の詩篇で、神の創造のみわざ、ご自分の王にそれを支配させるということを
賛美しているが、8篇で特徴的なのは、人間が小さい、弱い者であるのに、その
者を王にしたことを強調していること。そして、敵に対して復讐するということ
である。

■115篇

詩人は神が天においてすべてのことをなし、偶像とは違って、信頼するなら祝福
してくださるということを賛美している。神は信頼するに値する方であり、全地
を創造してくださったが、人間を心に留め、彼らに地を与えてくださるのである。

この詩篇は148篇の構造を考える上で重要である。148篇は1-6と7-14に分けるこ
とができるが、そのつながりは115:16に要約することができる。1-6では「天
は、主の天である」ことが中心となり、7-14では「地は、人の子らに与えられ
た」ことが中心になっている。
-- +KeiyaKanno mailto:keiya@kanno.com O give thanks unto the LORD; for he is good; for his mercy endureth for ever. 1 Chronicles 16:34