+ちゃんくんです。
詩篇149篇「新しい歌」について見ました。
新しい歌ということばは詩篇の中に6回しか出てこない。
この言い方は主に、詩篇と黙示録でしか使われていないことばである。
詩篇の6回の他には、イザヤ書に1回、黙示録に2回である。
詩篇の6回は、33篇3節、40篇3節、96篇1節、98篇1節、144篇9節、149篇の1節である。
このことばが使われるとしたら、だいたいその詩篇の最初のほうである。
第二巻と、第三巻ではこのことばはいっさい使われていない。
ヘブル語では新しい歌は、「シール ハダシュ」ということばである。
ハダシュが新しいで、シールが歌である。
96篇と98篇、149篇には新しい歌ということばと、さばきについての話がいっしょに出てくる。
また、33篇と40篇、144篇では幸いなことよという言い方もいっしょに出てきている。
144篇というのは18篇に非常に似ている詩篇である。
144篇は敵に対するさばきの話も、幸いなことよという言い方、どちらとも出てくる。
新しい歌ということばが出てくる詩篇というのはだいたい明るい詩篇だが、40篇だけはちょっと攻撃されていて暗い詩篇である。
新しい歌の内容は149篇から言うならば、国々に対する復讐がなされたということである。
144篇でも、敵に対するさばきが行われた、新しい歌を歌えということになっている。
このことは、黙示録の新しい歌という箇所を見れば、もっとよくわかる。
黙示録全体が最後の教会を惑わす竜、サタンに対するさばきについて書かれている。
黙示録14章3節を見ると、彼らは御座の前で新しい歌を歌った。地上から贖われた十四万四千人の他はだれもこの歌を学ぶことはできないと書かれている。
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+審也@カンノファミリー
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