Subject:
詩篇149篇 2篇との比較(ケイヤ)
From:
"keiya@kanno.com" <keiya@kanno.com>
Date:
2006/09/05 12:24
To:
saiwainet@yahoogroups.jp

こんにちは、+KeiyaKannoです。

149篇は詩篇の最後から2つ目の詩篇であるが、最初から2つ目の詩篇である2篇と
とてもよく似ている。それで、2つの詩篇を比較しました。

■概略

国々、地の王たちは神と油注がれた者に対して逆らい、むなしくつぶやいてい
る。しかし、それを見て主は笑い、シオンにいる王を通して国々をさばいてくだ
さるのである。それで、国々は主に信頼し、その子に身を避けなければならない
のである。

■似ているテーマ

2篇で国々は騒いでいるが、神は怒り、ご自分の子を王として、彼に鉄の杖を与
え、粉々に砕かれるのである。149篇でも同じように聖徒たちは手にもろ刃の
剣、鎖、鉄のかせを持って神のさばきをなしているのである。

149篇はハレルヤで挟まれている詩篇であるということからも分かるように、こ
の詩篇には賛美があふれているということが目立つ。しかし、2篇ではそれはあ
まり強調されていないテーマである。唯一でてくるのは、国々が主に仕え、喜ぶ
ということである。149篇では民が、2篇では国々が賛美している。

■似ていないテーマ

地の王たちは逆らう時に、神と神が油を注いだ王に対して逆らっているというの
が2篇である。神とその子である王という関係がはっきりしているが、149篇はそ
れとは少し違う関係を強調している。そこでは神が王であり、神の民、聖徒たち
がいる。神と王という関係の2篇と、王と民という関係の149篇である。

神の子である王と聖徒ということになると、戦っている人物が変わってくる。神
は王に剣を与え、王が戦うようにされたというのが2篇だが、聖徒が戦うように
なっているのが149篇である。

似ていないテーマではなく、対比ということで考えるなら、国々は神に逆らう言
葉を言う2篇と民が主を賛美する2篇ということはできる。

-- +KeiyaKanno mailto:keiya@kanno.com O give thanks unto the LORD; for he is good; for his mercy endureth for ever. 1 Chronicles 16:34