Subject:
詩篇8篇 分析(佐野家)
From:
Junko Sano
Date:
2006/09/27 22:55
To:
saiwainet@yahoogroups.jp

こんにちは、佐野家です。
今日は一日中詩篇8篇を考えてました。
カンノファミリーの構造に納得です。

●詩篇8篇の構造

詩篇8篇 主の御名の力強さを賛美

1-2 主は力の基を据えた(復讐者を鎮めるため)
3-9 主は栄光と支配を人の子に与えた

A 1a 何と力強い、主の御名、全地に
B 1b  主は、栄光を天の上に置いた
A 2  主は、力の基を据えた(復讐者を鎮めるため)
B 3  天の栄光(主の指の業)天、(主が配置した)月・星
 
A 4  何か、人間は。主が顧みるとは。
B 5-8 主は人の子を御使いより低く造り、彼に栄光を冠させ、
B     御手の業を支配させ、すべてを足の下に置いた
A 9  何と力強い、主の御名、全地に


●詩篇8篇の分析

詩篇8篇は今までの詩篇と雰囲気がかなり異なるが、
詩篇7:17の「いと高き主の御名をほめ歌おう」を受けているし、9篇2節にもあるので、
御名賛美の内容ということで、7篇や9篇にもつながっているのではないかと思う。
「御名の力強さ」については、どういう内容なのか、もっと研究したいところである。

フットノートのマタイ21章より、
宮の中で子供達が賛美している内容が9節にあり、
イエスが都の入る時、「主の御名によって来られる方に」「いと高き所に」と言われ、
主イエス・キリストがメサイヤとして来られたことが分かる。

また、ヘブル2章より、
イエスは御使いよりも低くされ、死の苦しみのゆえに栄光と誉れの冠を受けられたことが教えられる。
「その死は、神の恵みによって、祝福を与えるため」(←スミスさん訳だったと思う)
「神が多くの子たちを栄光に導くのに、彼らの救いの創始者を、多くの苦しみを通して全うされたということは、
万物の存在の目的であり、また原因でもある方として、ふさわしいことであったのです。」

●質問・コメント
・1b「アシェル(ところの)」を関係代名詞ととらえて、1aとつなげる方が良いのかと、当初考えた。
そんなに強い言葉でもないのかな?
・3節の意義がよくわからない。天を見て神のわざや栄光を知るということ?
前後の節にどう関係するのか?

よろしくおねがいします。