Subject:
Robert L. Alden Transalation
From:
"Ken Shiomitsu" <ken@mikunikensetsu.com>
Date:
2001/12/05 0:48
To:
<saiwainet@egroups.co.jp>

今日は、献です。Robert L. Alden の詩篇についての注解書の詩篇64についての場
所を翻訳しました。

詩篇64

詩篇64篇は簡単にキアスマス的構造になります。

A	悪事を働く者からの贖いのための祈り 1-2
	B	悪い舌についての説明 3
		C	不意な射掛けの目的 4
			D	悪者の心理的状態 5-6
		C	神は悪者の上に射掛ける 7
	B	神は悪者の舌を彼らのつまず 8
A	義人は神の働きを喜ぶ 9-10

	イタリックになっている文字は平行されている様々な要素を示しています。
これらはただの英語の翻訳ではなくて平行されているヘブル語の文字をも表します。
それに加えて、「不意に」という言葉は4節と7節、「矢」と言う言葉は3節と7節
に出てきています。
	この詩篇の転換点は6節です。その所の前の場所は祈りと隠れた敵について
の訴えです。7節からは、敵の上に下る裁きに対する期待と正しい者の正当化につい
て話しています。
	この詩篇は三つの懇願で始まります。「聞いてください」と「守ってくださ
い」と「かくまってください」の三つです。1節と2節はあいまいに平行していま
す。「恐るべき敵」(1節)はちょっとコメントを受ける価値があります。時には、
何か、あるいはだれかに対する恐れは本物の危険よりもダメージが大きいです。恐れ
は私たちの集中力を奪い、私たちの信仰を試して、私たちの働く力を実質的に破壊す
る事ができます。危険の恐れの中で生きているのがその危険自体よりもひどい事もあ
ります。詩篇を書いてる人はこの事を知っていたので、そういう恐れから守られるよ
うに祈っているのです。この「恐れ」は4節と9節の「恐れ」と違う言葉です。
	悪者の紹介は彼らの名称から始まります。彼らの名称は悪巧みをする者と悪
事を行う者です。(2節)まずは秘密の計画会議で義人達をうち倒す悪巧みが計画さ
れていて、その後に明白な計画の実行があります。暴動、(KJV)混乱、(ASV)それ
か、大騒ぎを起こす暴民(The New English Bible with Apocrypha)が実行されるの
です。
	他の詩篇と同じように、焦点はまず悪者の言う言葉と行う行いの上にありま
す。ですから、3節と4節は彼らの舌を剣のようである事、彼らの言葉を矢のようであ
ることを言っています。「苦い」という形容詞は「毒」という意味かもしれません
が、絶対に毒矢であったかは分かりません。普通の暗殺者のように彼らは誰にも知ら
れない用そして不意に殺すことを望み、被害者が守られてない状態の時に攻撃するこ
とを望みます。4節の「恐れ」は9節のと同じ言葉であって、敬礼、敬う、尊敬、それ
から畏敬といった意味を含みます。当然なことですが、彼らは被害者を敬うことはし
ません。
	5節と6節は悪者の心の中で何が考えられているかを再現しています。	この
卑怯な計画は群れでやっていることです。彼らは、すべての犯罪者と同じように自分
達の犯罪が見つからずに、裁かれずに成功するということに賭けて、自分達に確信さ
せます。6節の後半ではヘブル語では4文字しかありません。その四文字[英語を直訳
すれば]はそれから[and]近く、一人の人、と[and]ひとつの心、それから深いです。
これらは間違えなく秘密の策略の内容を表しています。ほとんどの翻訳はここを校訂
したり言葉を付け加えて文章を作ろうとします。
	7節の始めにある「しかし」は今までの出来事と対抗する所を表します。彼
らは神の人に射掛けたので、神は彼らに射掛け返します。彼らは不意な攻撃を計画し
たので、神は彼らを不意に傷つけます。彼らは自分達の舌を剣のようにとぎすました
ので、神は彼らが自分達の舌の為に堕落するようにします。
	ここで三つの違う人達がいてこの出来事に対して三つの違う反応をします。
神は悪者達の策略が自分達を破壊するようにして、詩篇を書いた人の祈りに答えてこ
の人を救い出しました。まずは出来事を見た人たちは逃げました。次にすべての人た
ちは神の働きのついて考えそれについて尊敬と恐れをもって宣言します。最後に救い
出された義人達は神が備えた隠れ家に住み、神を喜び神に栄光をきします。
	神が時々違った事を行うことを選ぶとき、皆が知っているように、人々は
違った反応をします。ある人はそれを無視して、ある人は逃げて、ある人は首を振り
ます。それを認識して知恵を持って出来事について考える人もいるでしょう。だけど
神を信じる者、心がすぐな人達だけが喜ぶのです。あなたはどのグループにいるので
しょう?