Subject:
詩篇32篇「今日の聖書研究」
From:
"shinya@kanno.com" <shinya@kanno.com>
Date:
2006/11/07 12:04
To:
saiwainet

+ちゃんくんです。

詩篇32篇の研究についてのまとめです。

32篇は第一巻の中で、3個めの幸いなるかなの詩篇である。それも、幸いなるかなが二回も出て
くる。
1-2節はローマ人への手紙4章7-8節でパウロが引用している。
ローマ人への手紙の箇所を見れば、この詩篇はダビデが書いたものであることがわかる。

この詩篇は構造を考えるのが非常に簡単なようには見えるが、結構むずかしい。
最初のほうにはたくさん色塗りはあるが、うしろのほうにはぜんぜん色塗りがない。
ちゃんくんたちは、1-5節と6-11節というように前半と後半がわかれていると考えた。

その中にはいろいろなこまかいつながりもあるが、あえて、そのことは構造には出さず、まと
めた。
6節には日本語だとそれゆえという接続詞があるが、ヘブル語だとここはとくに接続詞にはなっ
ていない。

ちゃんくんたちは1-5節という分け方になっていると見ていたが、お父さんは1-7節までになっ
ていると考えた。
1-7節にすることによって、1-5節よりも、1-2節と5節のつながりがもっとはっきりするのでは
ないかと考えたからである。

1-7節に分かれていると考えたときには、前半はABABで、後半はABBAという形でつなが
りを見ることができる。
32篇の11節は非常に33篇に似ていて、つながっているということが言える。
また、32-34篇には続けて幸いなるかなという言い方が出てくる。

お父さんの考えた構造は、最初に和也が考えた構造に非常に近い。
和也の構造はそれぞれのつながりをこまかく見ていたからである。

-- +審也@カンノファミリー  mailto:+shinya@kanno.com