Subject:
エステル記のあらすじ(ケイヤ)
From:
Date:
2001/12/06 12:17
To:
<saiwainet@egroups.co.jp>

こんにちは、+カンノケイヤです。

David A. Dorsey のエステル記の構造の切り方にしたがってあらすじを書きました。

A)1:1-22

偉大なアハシュエロス王は宴会を催して身分の高い人も低い人も国の人々を招く。そ
の時にワシュティ王妃王の前に連れてこさせようとするが来ないので、王妃の位から
退ける。

B)2:1-18

王に仕える人々はワシュティの代わりの美しい女を捜すように言うと王は喜ぶ。その
中にユダヤ人モルデカイの姪エステルがいて、王は彼女を好む。

C)2:19-23

エステルは自分の身分を明かしていなかった。ある時に裏切り者が王を殺そうとして
いることをモルデカイは知って、エステルに伝えると、裏切り者は死刑になる。

D)3:1-4:3

アガグ人ハマンは昇進する。すべての人は彼に身をかがめるのに、モルデカイはその
ようにしない。それを知ったハマンは怒って、ユダヤ人を殺そうとする。王はハマン
がやることを許す。これを聞いてモルデカイは着物を裂く。

E)4:4-17

エステルはモルデカイが嘆いていることを聞く。彼がハマンのやろうとしていること
を伝えると、エステルは死んでもいいから王の前に行こうとする。

F)5:1-14

エステルが王の前に行くと、王は金の笏を差し伸ばして彼女が王の前にでることを許
す。そこで彼女は王とハマンを自分の宴会に誘う。その宴会で次の日も宴会に来るよ
うに誘う。ハマンは喜んで帰ったが、モルデカイに対して怒りに燃えたので妻の助言
により柱を立てる。

X)6:1-14

王は眠れなかったので年代記の書を読ませると、モルデカイによって裏切り者が分
かったという話がでてきた。しかし、このことについて栄誉や昇進が無かったので
ちょうど来たハマンにモルデカイに王冠をつけさせて町を歩かせる。それでハマンは
恥を見る。

F)7:1-10

王とハマンがエステルの所に行くと、エステルは自分の民族を殺す人であるハマンか
ら助けてくださいと言うと、王は怒ってモルデカイのために立ててあった柱にかけさ
せる。

E)8:1-2

王はエステルにハマンの家を管理させる。そしてモルデカイを昇進させる。

D)8:3-17

エステルはハマンのたくらみを取り消す文書を王の名前で書き、それをアハシュエロ
ス王の支配地域に送る。それでユダヤ人は喜ぶ。

C)9:1-10

アダルの月の十三日にユダヤ人が敵に対して戦い、王の家来たちもユダヤ人たちと一
緒に戦ったので勝つ。

B)9:11-19

次の日のアダルの月の十四日にも戦って勝ち、次の日に休んで喜んだ。

A)9:20-10:3

エステルとモルデカイは十五日をプリムと呼び、祝日とする。モルデカイは王の次の
位でユダヤ人の中で尊敬されていた。

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