＋みくにです。

この詩篇はソロモンによる詩篇で、第一列王記１０章の話である。

全体の構造は二つに分けて、１－８節と９－１７節になった。

１－４　公正なさばきをする義の王を与えて下さい
５－８　代々に栄え・平和をもたらす
９－１４　あわれみの王なので国々の王たちが仕える
１５－１７　王の繁栄と名声

１８－２０節は詩篇の巻の終わりについている挨拶のようなものなので、詩篇７
２篇の構造を考えるときには、直接つながっていると考えなくて良い。

１－８節はイスラエルでの王としてのメサイヤ、９－１７節は全世界での王とし
てのメサイヤが表されている。

神様がこのような義と公正の王を与えて下さるのは、イスラエルを愛して下さっ
ているからであることが、第一列王記１０：９を見れば分かる。

詩篇４５篇とのつながりにおいては、４５篇はメサイヤと王妃、７２篇はメサイ
ヤと王（イスラエル）である。