Subject:
詩篇57篇「今日の聖書研究」
From:
"shinya@kanno.com" <shinya@kanno.com>
Date:
2006/12/28 11:39
To:
Saiwainet

+ちゃんくんです。

詩篇57篇の研究についてのまとめです。

今日の詩篇も読めばわかるように、5節と11節に全く同じ言い方がある。
また、1節にあわれんでくださいという言い方が二回、7節にも心はゆるぎませんという言い方
が二回ある。
また、3節では恵みとまことを天から送るに対して、10節で恵みとまことは天に及ぶという言い
方になっている。
これらの並行は無視することができないものである。

他にも、あわれんでくださいの後に身を避けますという言い方が二回、心はゆるがないの後に
目をさませが二回あるという並行もある。
前半と後半をどこでわければいいのかというのは非常に困るところである。
構造を考えるときに、どうしても、6節が邪魔に見えてしまう。
しかし、結果から言えば、6節はなければならないということがよくわかる。

6節だけが邪魔と見てしまうとよくない、そのときに4節も邪魔ではないかと見なければならない。
この二つの節はどちらとも、苦しんでいる状態を言っている。
しかし、6節は自分でその穴の中に落ちたという解決のことも書かれているので、後半として考
えることができる。

分け方としては、1節、2-3節、4節、5節が前半で、6節、7-8節、9-10節、11節という後半の分
け方になる。
セラは2-3節のセラと、9-10節のキーということでそこが並行していると考えた。
前半の前半は後半の真ん中にあって、前半の後半は後半を囲んでいると考えることができる。

正しい者が恵みとまことによって救われることによって、神の栄光が現される。
4節と6節は栄光の反対の状態のような感じである。
穴から救われるときに、一気に天、全世界での賛美というものに変わってしまう。

恵みとまことが神様側で、信頼と賛美というのが詩人側のすることというようなものである。
獅子の中、穴の中にいた、ヨセフ、エレミヤ、ダニエルの三人は神様に信頼していた。
神の恵みとまことが救いの大きな土台になっている。

-- +審也@カンノファミリー  mailto:+shinya@kanno.com