Subject: 詩篇64篇「今日の聖書研究」 |
From: "shinya@kanno.com" <shinya@kanno.com> |
Date: 2007/01/10 10:53 |
To: Saiwainet |
+ちゃんくんです。 詩篇64篇の研究についてのまとめです。 構造を考えるときに、今回の目立つ並行は4節と7節の不意に矢を放つということである。 4節は悪者が隠れた所から全き人に矢を射掛けている。しかし、7節では神様が悪者に対して矢 を射掛けている。 1節は詩人が嘆いているが、10節ではその嘆きが主への喜びというものに変えられている。 構造を分析するときには、1節と10節を別にして考えることにした。 大きく二つに分けるとなると、1-5節と6-10節という分け方になる。 1節と10節は別に考えているので、その中を二つに分けるとなると、2-5節と6-9節ということに なって、2節と9節が並行しているということになる。 後半ではサタンの悪巧みがだめにされるということが強調されているテーマである。 偽り者というのは曲がっている者という別の言い方で言い換えることができる。 箴言に出てくる口のなめらかな女は、直ぐな人を曲がった道に引きずり込もうとねらっている。 しかし、直ぐな人は主に身を避ける時に救われる。このテーマは悪者の神に対する恐れがない ということと並行している。 前半では完全に正しい者、全き者が負けているようだが、後半では一発大逆転になっている。 キリストの十字架と同じように、十字架に掛けられたときには負けたかのように見えるが、し かし、復活したと思ったいきなり、今度は天の父の右の座に着くことになった。 この一発大逆転のみわざが行われる時に、正しい者は主にあって喜び誇る。 この結論は63篇の11節と同じである。 64篇は63篇とペアとして考えることができるものである。63篇は明らかな攻撃、64篇は隠れた 所からの攻撃という違いになっている。 しかし、どちらとも結論は主を喜び誇るということである。-- +審也@カンノファミリー mailto:+shinya@kanno.com