Subject:
詩篇87篇「今日の聖書研究」
From:
"shinya@kanno.com" <shinya@kanno.com>
Date:
2007/02/23 11:10
To:
Saiwainet

+ちゃんくんです。

詩篇87篇の研究についてのまとめです。

87篇は前回と同じように、1-3節と4-7節に分けて考えた。
最初は1-4節という分け方も考えたが、つながりや、また5節にウ(接続詞)があるということ
から、1-3節にすることになった。
また、もう一つの1-3節で分けた理由は4-7節からには「ここで生まれた」という言い方がある
ということであった。

4節と5節と6節には「ここで生まれた」という言い方があるが、「ここ」ということばは4節と6
節のことばがいっしょである。
5節のことばは、7節の「あなたにある」ということばとヘブル語で同じことばである。
7節で「あなたにある」という言い方を見ると、神様の中にあるかのようだが、ここではシオン
の中にあるということを言っている。

また、構造を考えるときに、1節の「基を置く」という言い方と、5節の「堅く立てる」という
ことが並行しているように見える。
5節ではシオンを堅く立てるという訳になっているが、ヘブル語にはシオンということばはない。
それにしても、この並行は大切である。
87節は1節の「基を置く」という言い方で始まっている。

3節のすばらしいことと訳されていることばは、ヘブル語では「栄光」ということばである。
4節、5節、6節の「ここで生まれた」ということは、命が与えられるということを意味している
言い方である。
そうすると、87篇から「都は命のある場所」であるということが言えるのではないか。

-- +審也@カンノファミリー  mailto:+shinya@kanno.com