Subject:
詩篇121篇「研究についての説明」
From:
"shinya@kanno.com" <shinya@kanno.com>
Date:
2007/06/05 11:46
To:
Saiwainet

+ちゃんくんです。

121篇の研究についての説明文です。

この詩篇には「守る」ということばが6回と、「助ける」ということばが2回出てくる。
守ると助けるということばは、6節以外には全部出てきている。
121篇のテーマには、連想すべき箇所がいくつかある。

例えば、3節の守る方はまどろむことはないという言い方は、出エジプト記12章42節の神は寝ず
の番をされたというところである。
6節の日があなたを打たないというのは、黙示録7章16節である。
そして、8節の行くにも帰るにもというのは、申命記28章の祝福とのろいの箇所で、命令を守る
なら出るにも、入るにも祝福されるということになっている。

都上りの歌の中でのつながりで言うならば。121篇は123篇に似ているところがある。
121篇と123篇の両篇は「目を上げる」という言い方で始まっている。

121篇の構造としては、だれもがわかるように、1-2、3-4、5-6、7-8節の四つにわかれる。
3-4節と5-6節は「~しない」、ヘブル語のローということになっている。
最初見たときには、3-4節にも5-6節にもローが2回ずつあるかと思ったが、6節にはあなたを打
たないは1回しかない。

1節の助けはどこから来るのだろうかというのの、来るということばは、8節の帰るということ
ばと同じ
である。
ここでも、同じように、2節の来るということばはヘブル語にはない。

-- +審也@カンノファミリー  mailto:+shinya@kanno.com