Subject:
詩篇131篇「研究についてのまとめ」
From:
"shinya@kanno.com" <shinya@kanno.com>
Date:
2007/06/19 11:28
To:
Saiwainet

+ちゃんくんです。

詩篇131篇の研究についてのまとめです。

130篇に続き「主を待て」というテーマが取り扱われている131篇だが、131篇では主を待つとい
う言い方を別の二つの言い方で言い換えることができる。
一つ目は高ぶらない(1a節)、二つ目は静める(2a節)ということである。
131篇で何を待っているかというと、130篇で言われているように不義が赦されること、主のあ
われみを待っているということである。

この詩篇も都上りの特徴である「~のように」という言い方が使われている。
最初構造を見るときに、1節はロー(~でない)で、2節は~のようにということになっている
かと考える。
しかし、よく考えると、1a節は高ぶらない、1b節がそれに対して歩き回らないようにというこ
とになっている。
2a節は静めるに対して、2b節で子のようにという形になっている。

1節の目は高ぶらないという言い方は123篇とのつながりを思い出させるものである。
131篇の主を待てということは、最終的には次の詩篇のダビデの契約につながっている。

-- +審也@カンノファミリー  mailto:+shinya@kanno.com