Subject:
ピリピの概要(1~2章)
From:
Yutaka Suwazono
Date:
2010/01/19 23:22
To:
saiwainet

 
 ピリピ人へ手紙はパウロの獄中書簡の一つであり、パウロの祈り、願いがよく言い表されています。
パウロは獄のなかから何を伝えようとしたのでしょうか。
 
パウロは彼の働きの実であるピリピの人々のことをいつも思い、祈っていました。
それは、彼らが真の知識によって一つになって、同じ愛の心をもち、
その義の歩みによって実を実らせることによって、キリストの栄光が現されるようにというものでした。
こうしてピリピの人々がこの世の暗闇のなかにあって光り輝くことができます。
それこそがパウロの本当の喜びであり、誇るところなのです。
 
キリストの素晴らしさが伝えられることはパウロの願いだったので、そのために生きて働き、実を結ぼうとします。
ピリピの人々の信仰の成長と喜びのためにもパウロは必要なのです。
ですが、パウロはキリストのために死んでキリストと共にいることの方が、はるかに優っているとも言います。
 
ピリピの人々が愛をもって信仰の一致に励むことは、反対者たちに揺るがされることのないために大切です。
この愛については、キリストがへりくだって、完全に御父に従うことで示してくださいました。
これこそが真の知識であり、キリストを模範とすることで知ることができるのです。
パウロはこのキリストのうちに見られたような従順を愛を通してピリピの人々に求めているのです。
 
テモテやエパフロデトはその従順を模範的に行った人々で心から奉仕をしました。
彼らのような人々には尊敬を払うようにパウロは命じています。