Subject:
「エペソ人への手紙における異邦人」
From:
Miwaza Jemimah
Date:
2010/01/20 6:35
To:
saiwainet@yahoogroups.jp

「エペソ人への手紙における異邦人」

エペソ人への手紙でまずはじめに「異邦人」という言い方が出てくるのは、2章
11節の「あなたがたは、以前は肉において異邦人でした。」という箇所で、”異
邦人”はここで”無割礼の人々”という呼び方もされている。他に、この手紙で”異
邦人”の類義語としては”他国人”、”寄留者”等がある。では、この手紙における”
異邦人”とはどのような定義になっているのだろうか。

■1:

一つは、今は約束に入れられた者が過去の自分を呼ぶ言い方のようだ。キリスト
によって救いが与えられる前には、“肉においては異邦人だった”と言われている
とおり、神の国の一員ではなかった。それ故、クリスチャンにとって彼らは外国
人だったということになる。だが、キリストにあって異邦人もユダヤ人もなく一
つの家族とされたのである。これが永遠のむかしに与えられた約束の成就であ
り、パウロが述べ伝えている「奥義」なのである。パウロは自分が特別に、「異
邦人のためにキリスト・イエスの囚人となった」と言っている…

■2:

この手紙において、救われた者としての歩みと対比しての「異邦人の歩み」、と
いうところで、もう一度「異邦人」が登場する。異邦人のようにむなしい心で不
潔な行いをして歩むのではなく、“感謝して”、”愛のうちに歩むように”と教えら
れている…