Subject:
エペソ人への手紙の論文の導入
From:
"keiya@kanno.com" <keiya@kanno.com>
Date:
2010/01/21 9:25
To:
saiwainet@yahoogroups.jp

+ケイヤです。

エペソ人への手紙の論文の導入を書きました。

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■エペソ人への手紙で問題となっていることは何か?

手紙は、何かの問題がある時に、勇敢に歩むように励ましたり、ある時は戒めたりするものである。コリントの教会には不品行と偶像礼拝の具体的な問題があったため、パウロからの厳しい手紙が届いた。また、ガラテヤの教会においても、ユダヤ人たちの割礼についての迫害の問題がはっきりしている。しかし、エペソの教会は直接大きな問題があるようには見えない。確かに、異邦人の時の歩みを続けている者たちもいて、問題を指摘されてはいるが、さばきの宣告等はなく、良い歩みをするように励ましている。また外圧もあるようだが、どのような苦難かもはっきりしない。それでは、この手紙で取り扱われている中心的な問題は何なのか。どのような問題を取り扱い、最終的な解決であるキリストと教会の愛に向かうのか。

■なぜ異邦人が救われるのか?

エペソをはじめ、ガラテヤ、ピリピ、コロサイの教会は異邦人が主体となっており、それらの教会に送る手紙において、異邦人もユダヤ人と共に救われるということが重要な主題のひとつになっている。イスラエルの民に約束されていた契約が、割礼によらずに、異邦人にも与えられるということであるが、なぜ、無割礼の者たちも共に救われたのか。救いは、恵み、愛によると言われているが、なぜ、恵みが与えられたのか、なぜ、彼らは救われなければならなかったのか。