Subject:
ピリピ人への手紙における「同労者の働き」
From:
"keiya@kanno.com" <keiya@kanno.com>
Date:
2010/02/02 9:09
To:
saiwainet@yahoogroups.jp

+ケイヤです。

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■導入

ピリピ人への手紙は「パウロとテモテ」から送られた手紙である。異邦人の教会に向けた四つの手紙では、コロサイ人への手紙とともに、共著である。
この挨拶からも分かるように、この手紙におけるテモテの役割は重要なである。また、パウロの同労者として、エパフロデト、ユウオデヤ、スントケ、スズゴス、クレメンスなどへも言及されている。
さらにまた、これらの人々と共に強調されているのは、ピリピの教会の監督、執事、聖徒たち自身である。彼らがパウロの同労者として喜ばれる働きをしたので感謝の手紙が送られているのである。
それでは、神に喜ばれる同労者の働きとは何であるのか。

■パウロの働き

同労者たちの働きを見る前に、パウロ自身の働きが何であるのかを見なければならない。パウロが行っていることは、そのまま共に働く者たちのやるべきことだからである。
まず覚えるべきことは、パウロの働き自体が、主イエス・キリストの同労者として行っているものだということである。キリストは、ご自分の弟子たちを使わして、ご自分で始められた福音の働きを完成された。
パウロの働きは、投獄される可能性があり、さらには死ぬこともあり得るが、それは主イエス・キリストのなされたことである。キリストは神の子であられたが、ご自分の兄弟を救うために、十字架で死なれたのである
(2:6-11)。
パウロは、福音のために、この世において誇れるすべてのものを捨て、キリストにある望みを得た(3:8)。その望みは復活であり、キリストが十字架で死に、復活されたように、パウロもキリストと同じ死の状態になり、そこから復活することを求めている(3:10-12)。
福音の使徒であるパウロは、「キリスト・イエスのしもべ」 (1:1)であり、キリストに似たものとしての働きをしているのである。

■テモテの働き

パウロがこの手紙を書いている時点で、投獄されており、ピリピの教会に会いに行きたいが、すぐには行けない状態にある。その中で、テモテを自分の代わりに使わそうとしている。
テモテは、パウロと同じ心を持ち、キリスト・イエスを求め、パウロと一緒に福音に奉仕してきたので、彼を通してピリピの教会の状態を知りたいとパウロは願っている
(2:19-24)。彼こそはパウロの同労者であり、同じ心で、同じ目的のために働いているのである。

■エパフロデトの働き

パウロは、テモテを使わすと同時に、ピリピの教会から使わされたエパフロデトを送ろうとしている。
エパフロデトは、ピリピの教会からの使者であり、パウロの苦しむ時に、仕えていた。彼はピリピの教会の代表、教会の同労者であると同時に、パウロの同労者ともなり、いのちの危険をおかしてキリストの福音のために働いた
(2:25-30)。彼もテモテと同じように、パウロの重要な同労者であった。

■ユウオデヤ、スントケ、スズゴス、クレメンスの働き

・ピリピの教会の働き人
・福音を広めるために戦った
・一致して戦うことを求めている

■ピリピの教会の働き

・貧しい中でも献金をした
・与えてくれたものは栄光の富
・困難を分け合った

■結論

・パウロの同労者として働くことは、キリストの同労者となること
・働くことは苦しみを伴い、死ぬ危険もある。十字架の働きをしているので
・苦しみの中にいるので、喜ぶことを求められている

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