Subject:
ピリピの教会の背景
From:
"keiya@kanno.com" <keiya@kanno.com>
Date:
2010/02/03 9:30
To:
saiwainet@yahoogroups.jp

+ケイヤです。

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■導入

ピリピの教会は、パウロと共に十字架の苦しみを味わい、パウロの働きを助けるために何度も献金をした。その教会に対して感謝すると同時に、一致を持って復活の栄光を求め、いつも喜ぶように励ましているのが、この手紙である。
それでは、ピリピの教会はどのような働きをした教会なのか、他の教会に対しての影響は何であったのか。それらについて、使徒の働き、他のパウロの手紙から探求する。

■使徒の働き

パウロが異邦人のために働く使徒として任命され、福音を大胆に伝えていたところ、ユダヤ人の信者たちが、割礼を受けて、律法を守らなければ救われないと伝え始めた(15:1)。その問題があったので、パウロはエルサレムに戻り、そこで使徒たちと会議をして、異邦人には律法の重荷を負わせないことを決定した
(15:28, 29)。
使徒たちの決定を伝えるために、パウロは使わされ、旅の最初のころに行った町が、マケドニヤ地方の主要都市のピリピであった。そこで、祈り場に行き、紫布の商人ルデヤの家族が救われた。
しかし、群衆たちに捕らえられ、むち打たれて牢獄に入れられた。これは手紙を送った時ではないが、同じ状態になっている。その中で、パウロとシラスが祈り、賛美していたのは有名なストーリーである。その賛美と祈りに、看守、囚人たちは聞き入り、地震で獄舎の戸が開いても、誰も脱走せず、看守とその家族が救われることになった。
パウロとシラスは、投獄の苦しみの中にあっても、いつも喜び、主にある平和の中にいて、復活の栄光に信頼していたので、看守と家族が救われ、解放されたのである。パウロがピリピの教会に書き送り、励ましていることを、そのまま、ピリピで実行したのである。
この驚くべき福音宣教のあと、パウロはエルサレムに戻る前に、マケドニヤに行った(20:1)。また、テモテともうひとりの同労者を使わし、教会を励ました
(19:22)。

■パウロの手紙

使徒の働きの20章に書かれていた旅については、ローマ人への手紙15章に書かれている。パウロがエルサレムに戻る途中、マケドニヤを通ったが、それは献金を受けるためであった。彼らは、ユダヤ人を通して霊的な祝福を与えられたので、物質的な祝福をエルサレムの教会に献金している
(ローマ15:27)。


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