Subject:
ヤコブの手紙における「主の日」
From:
"keiya@kanno.com" <keiya@kanno.com>
Date:
2010/03/20 9:36
To:
saiwainet@yahoogroups.jp

+ケイヤです。

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パウロの手紙を初め、新約聖書に書かれている手紙は、何かの形で主の日について教えており、主の日に向けての歩みを教えている。それでは、このヤコブの手紙において、主の日は何であり、どのような歩みをするように教えられているのか。

この手紙の前半には、主の日についての言及がない。しかし、5章以降では、1章から4章で教えられてきたことと、主の日の繋がりが書かれている。その箇所で、主の日はさばきの時であると教えられており、すぐそこに主が来ておられると励ましている。この「さばき」のテーマは、この手紙の随所にちりばめられている。2章で指摘されている富む者を優遇し、貧しい者を差別する行為は、悪いさばきであり、律法に従わない、あわれみの無い行為である。また、4章では、互いに悪い口を言って、兄弟をさばくことが無いようにとも戒めている。

主のさばきの日に備え、私たちがしなければならないことも教えられている。それは、ヤコブの手紙において最も目立つテーマのひとつである「忍耐」である。前に主の日にあった預言者たち、たとえば、ヨブのように、忍耐すべきだと教えられている。彼のように忍耐することによって、あわれみを受けられるのである。忍耐とは、ただ、動かないで、さばきが来るのを待っているのではない。この手紙で繰り返し教えられているように、信仰にある行いを実行をして、積極敵に兄弟を愛さなければならないのである。

兄弟を愛することは、貧しい者をあわれみ、下を制御し、上からの知恵を求めて、平和を願うことである。これは主イエス・キリストが与えられた山上の説教で教えられていることであり、それらを守ることによって、主の日に、「天の御国に近づく」ことができるのである。

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