Subject:
ネヘミヤ記1章:「ネヘミヤの祈り」
From:
Mikuni Kanno
Date:
2010/07/09 21:25
To:
saiwainet@yahoogroups.jp

ネヘミヤ記1章:「ネヘミヤの祈り」

■キーワード・センテンス:

・命令ー5,7,8,9節
・守る・守らなかったー5,7,9節
・しもべー6(×2),7,8,10,11節(×3)
・しもべの祈りに耳を傾けてくださいー6,11節
・罪を犯ー6,8節
・散らす・集めるー8,9節

■概略:

A 5−6a節 大いなる神 しもべの祈りに耳を傾けて下さい

  B 6bー7節 罪を犯した しもべモーセに命じられた命令を守らなかった

  B 8−9節 しもべモーセに命じられた言葉を思い起こしてください 罪を犯すなら・・・

A 10−11節 贖われた民 しもべの祈りに耳を傾けて下さい

■まとめ・気がついたこと:

ネヘミヤは民の代表として罪を告白し、祈りに耳を傾けてくださるように願っている。

この祈りの中で繰り返されるキーワードは「しもべ」という言葉である。
当時、イスラエルの民はバビロンに捕囚となっていた。つまり、バビロンのしもべ(奴隷)となっていたような状態にあった。
しかし、ネヘミヤは自分や民を「しもべ」と呼ぶことによって、本当は神様のしもべであることを告白している。

ネヘミヤはモーセに命じられた命令、言葉に訴えている。8−9節は、実際に申命記30章からの引用である。

10節の「偉大な力とその力強い御手をもって、あなたが贖われた・・・」という言い方は、申命記5:15の「自分がエジプトの地で奴隷であったこと、そして、あなたの神、主が力強い御手と伸べられた腕とを持って、あなたをそこから連れ出されたこととを覚えていなければならない。」という第四戒に含まれる言い方である。