Subject:
3ヨハネ:「第二の手紙とのつながり」
From:
Miwaza Jemimah
Date:
2010/07/28 16:43
To:
saiwainet

第二ヨハネと第三ヨハネのつながり

使徒ヨハネが書いたと言われている書物は、聖書の中に5つある。その中でも、第二と第三の手紙は書き方や内容が良く似ている事が分かり、その並行は明白である。この二つの手紙は、誰に対して書かれたものということが初めに言及されており、「書き送りたいことが多くある」というあいさつの段落で終わっている。では、この二つの手紙のつながりは何か?似ている手紙の違いはなんだろうか?これらの問いに5つの共通のテーマを通して、分析してみることとする。

愛

ヨハネは第一、第二の手紙の両方において「愛」について言及している。彼は「愛」というテーマについて書き送っただけでなく、そもそも、この手紙を書いた理由がヨハネの兄弟達に対する愛だったのである。第二の手紙は、選ばれた夫人とその子どもたちに対する愛について、そして、第三の手紙はガイオに対する愛について手紙の初めに書かれている。彼は兄弟達を愛するが故に、真理について書き送り、彼らがますます正しい歩みをするように、と励ましたのである。またヨハネは、彼ら兄弟達も互いに愛するように、と命じた。なぜなら、それこそが神を愛する者の行いであり、神様の命令を守ることだからである。

真理

「真理」という言葉はそれぞれ第二の手紙に4回、そして、第三の手紙には5回使われている。どちらも短い手紙であるから、「真理」はこれらの手紙を理解するために、一つのキーワードのようなものである、と言えるのではないだろうか。では、「真理」について何が教えられているのだろうか?どちらの手紙にも共通しているのは、手紙の相手が「真理に歩んでいる者たち」だと言うことである。ヨハネにとって兄弟達が真理に歩んでいる、という知らせは大きな喜びとなっていた。その真理とは、神様を愛するという命令であり、それは兄弟を愛するということでもある。つまり、真理のうちを歩んでいるとは、お互いの間に愛があったということだと分かる。