Subject:
ユダの手紙「ひそかに忍び込んで来た人々」
From:
Mikuni Kanno
Date:
2010/08/04 11:41
To:
saiwainet@yahoogroups.jp

ユダの手紙「ひそかに忍び込んで来た人々」

ヤコブの兄弟であるユダは、キリストのために守られている召された人々に宛てて、信仰のために戦うように勧める手紙を書いている。それは、キリストを否定する人たちが教会にひそかに忍び込んで来たからである。では、彼らはどのような者たちなのか。それに対する、信仰のための戦いとはどのようなものか。

ひそかに忍び込んで来た人々は、3回も不敬虔な者と呼ばれている(4、15、18節)。彼らは、キリストを否定する人々である(4節)。また、彼らはぶつぶつ言う者、不平を鳴らす者、自分の欲望のままに歩む者である(16節)。このようなことが起こることは使徒たちによって前もって語られていた(17節)。18節でユダが引用しているのは、もしかしたら、第二ペテロ3章3節かもしれない。このように、使徒たちは様々な手紙でキリストの教えに反する人たちに気をつけるように命じている。

しかし、主はこのような人々をさばかれる。これは、歴史を見ても分かることである。例えば、堕落した御使いは永遠の束縛を持って、暗闇の下に閉じ込められた。また、ソドムとゴモラは好色にふけったので、永遠の火の刑罰を受けた。彼らには「まっ暗なやみ」が永遠に用意されているのである(13節)。なぜなら、彼らはキリストを否定し、実を結ばない木のようになっているからである。

不敬虔でキリストを否定する人々は、御霊を持たず、分裂を引き起こす(19節)。このような攻撃に耐えることが、信仰の戦いである。まず、御霊を持たない彼らに対して、御霊によって祈る(20節)。そして、神の愛のうちに自分自身を保ち、キリストのあわれみを待ち望む。疑いを抱く人々は、火の中から救わなければならない。

24から25節は、頌栄である。キリストの永遠の支配を賛美している。これは、不敬虔な者たちが唯一の支配者であるキリストを否定することと全く反対である。