「コリント人への手紙第一の構造分析」　菅野審也　2010.10.12

コリント人への手紙第一は、ローマ人への手紙を中心に、他の手紙に比べて、より実践的な手紙、より実際に教会にあった問題を具体的に取り扱っている手紙として知られていることが多い。このようにコリント人への手紙第一について紹介している注解書等は少なくない。確かに、最初読むだけではそのような印象を受けるものである。しかし、続けて読み、分析をすると新たなものが見えてくる。では、このコリント人への手紙を書き送ったパウロ自身の編集の意図とは何なのだろうか。また、構造を分析することによって見えてくる新たなこととは何なのだろうか。

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