ピリピ人への手紙　1章1~11節

 

この段落でポイントとなっているのは、9~11節にあるパウロの祈りである。この祈りは二つに分けることができる。

 

１．あなたがたの愛が真の知識とあらゆる識別力によって豊かになり、真にすぐれたものを見分けることができるように。

２．キリストの日に純真で非難されるところがなく、義の実に満たされている者となり、神の栄光が現されるように。

 

この二つのテーマ、「真の知識」、「義の実」はピリピ人への手紙全体の概略を考えるときにも鍵になる。

 

1~2節　恵みと平安があるように

 

3~5節　パウロはピリピのために喜びを持って祈り、感謝している

6~7節　ピリピはパウロと共に投獄された

8節　神がピリピに対するパウロの愛を証してくださる

9~11節　祈り：真の知識、義の実