Subject:
詩篇71篇の白本研究
From:
Mikuni Kanno
Date:
2002/01/22 12:38
To:
<saiwainet@egroups.co.jp>

こんにちは、菅野みくにです。

詩篇71篇の白本を研究しました。

■詩篇71篇の題:信仰を杖とする人生

■内容区分:
1~3節 神への信頼の祈り
4~8節 若い時からの救いの告白
9~14節 老齢の身の苦しみの訴え
15~20節 信仰の生涯を貫く決意
21~24節 賛美と誓い

■気が付いたこと:
・1~3節は31篇の1~3節と同じ
・「決して恥を見ない」とは熱心の祈りとして「決して恥を見たくない」と言う意味
でもある。
・「決して恥を見ない」と言う願いの意味はエレミヤ17:18に要約されている。
・「住まいの岩」とはその中に安全に住むことのできる岩という意味。
・「残虐な者」とは「酸っぱい」という言葉と関係があり、英語でもこの言葉は意地
悪という意味である。
・5節では神の恵みがいかに多かったかを述べ、繰り返しの17節では若い時の信頼
と望みが神の教えにあったことを告白している。
・「奇跡と思われました」という言葉には正しい者の苦しみという驚きという言葉が
含まれていて、「奇跡」とは「しるし」とも訳せる。
・「一日中」と言う表現は15,24節に繰り返される。
・「年老いた時も」についてカルヴァンは「王座を追われた父親を、荒野の中にまで、
その子が追い求めたとき、このような恐ろしいほど悲劇的光景は、一般庶民のみなら
ず慎重な人々でさえ、まるで憎むべき怪物を見るかのように、その目をそむけたこと
は確かである」と解説している。
・「力の衰え果てる」とは肉体的な衰えのことで、敵対者に抵抗しにくいことを表す。

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