Subject: 詩篇76篇の構造(松田) |
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Date: 2002/02/26 15:27 |
To: <saiwainet@egroups.co.jp> |
+松田@移民です。 言っていることはわかるのに、構造は難しかったです。 A 地を支配する a 神の住まい(1-2) b 地での戦い(3) B 地を裁く a 神の力と人の無力(4-6) b 恐るべき神(7a) c 神の怒り(7b) d 天からの裁き(8a) x 地の恐れ(8b) d'地の救い(9) c'人の怒り(10) b'恐るべき神(11b-12a) a'神と地の王(12b) 詩篇記者は「神の住まいはサレムやシオンにある」と言い、後半では「天から裁く」 とも言っています。また「地はおそれる」とも書いてあります。このように、神は天 と地の両方をたしかに支配なさっているということを、この上ない力強さで語ってい るように見えます。とても後説的な表現の多い詩篇だと思いました(どの詩篇も後説 的だといえますけど)。 この詩篇では、どちらかというと天よりも地での神の御支配の方が強調されているよ うに見えますが、まだそれはよくわかりません。