+松田@カンノ・カンパニーです。
興味深い質問ありがとうございます。
いつも勉強になります。
■まだよくわからないこと
6cの「多くの水」と10aの「痛みが多い」が目にとまったのは、
松田がお送りした直訳の切り方のせいだったでしょうか。
6cと10aの連想が適切かどうかは、まだわからないのですが、
間違ってたらすみません。
でもヘブル語はたしかに同じ単語(ラビーム)です。
■たしからしいこと
聖書文学構造で有名なRamey氏の「サムエル記」解説によると、たとえば、
7b
苦難から私を守る あなたは救いの歓声で 私を囲む
10b
しかし主に 依り頼む者は いつくしみが 彼を囲む
のように「同じ単語で終わる文」で枠が作られている構造を
「インクルージオ」(inclusio)と呼ぶのだそうです。これで囲まれた部分は、
独立した構造を持つのだそうです。
でも松田はこのことを応用して構造を作らなかったので、あまり
大きなことは言えないのですが・・・。