Subject: 詩篇86篇の木曜日礼拝のまとめ |
From: "Hikaru Harold Saito" <hikaru@mikunikensetsu.com> |
Date: 2002/05/16 12:29 |
To: "Saiwainet" <saiwainet@egroups.co.jp> |
こんにちは。斎藤光です。 詩篇86篇の木曜日礼拝のまとめを書きました。 このようにわかりにくい詩篇をここまで導いてくださったカンノパパに感謝します。 ぼくは一つ大きな分からない質問がありました。その答えが今日の礼拝にありまし た。それを書いてから今日のまとめをします。それは次のようなことです。 Q.詩人はどのような苦しみを受けてどのような救いを与えられたのか。 このような質問でした。 では、まずこの質問の答えからまとめを始めてみましょう。 詩人は、どのような苦しみを受けていたのかというと、それには二つありますが、 一つは自分の罪である内敵で、もう一つはほかの国々から来る外敵です。そして、ど のように神からの助けを受けたのかというと、これも二つあって、一つは国々が裁か れると言うことと、詩人の魂の救いでした。 しかし、この詩篇の構造はどうなっているのかそれを知りたいと思います。では次に 構造を見てみましょう。 1-4 しもべをあわれんでください、魂を救ってください (内敵) 5 YHWHの御名 出エジプト記34章6節 6-7 魂の苦しみ、穴 (内敵) 8-10 YHWHの栄光、国々を裁く(外敵) 11 YHWHの教え、十戒 出エジプト記33章13節 12-13 YHWHの栄光 (内敵) 14 国々の高ぶり (外敵) 15 YHWHの御名 出エジプト記34章6節 16-17 しもべをあわれんで、敵から救ってください(外敵) このようにこの詩篇の構造はなっています。 これを見ると、キアスマスになっている(並行している)。6-7節のところで、詩人 は低い。しかし、12-13のところで詩人は高くなる。そして、14節のところで国々は 高ぶるが、8-10のところで低くなっている。 この詩篇の目立つところを次に見てみましょう。 まず、この詩篇を一目見たら、5節と15節が目立ちます。このテーマは大きなテーマ で、しかも有名な箇所です。この箇所を見るときに、まず出エジプト記33-34章を思 い出さなければなりません。この箇所は神がモーセに十戒を作ってくださった後、 モーセはイスラエルが金の子牛を礼拝してしまったので、怒って十戒をこわしてしま いました。その後、神がもう一度十戒を作ると言って、モーセがシナイ山に上ったと きの話です。 ここの箇所でモーセは神に道を教えてくださいと言いましました。道とは、神のみこ とばのことであり、救いと祝福への地図であって、必ずどこかにつながってその最後 の所に門があります。道は必ず門につながります。 これからも、詩篇の学びが祝福されますように。 -------------------------------------- Hikaru Saito Tel. 0422-42-7636 mailto:hikaru@mikunikensetsu.com Call me! Write me! --------------------------------------