Subject:
詩篇86 注解書から
From:
"Saito@COSMOS" <cosmos@ca2.so-net.ne.jp>
Date:
2002/05/17 1:09
To:
"+さいわいネット" <saiwainet@egroups.co.jp>

さいとうパパです。
詩篇注解書から86篇について少し書きます。

1.救いを求める祈り
  1人称単数形の文体は個人的な祈りを強調するが、
  同時に自分自身にはふれないことにより、個人にも
  集団にも用いることの出来る詩篇となっている。
  主の祈りを思い起こさせる。

2.選集スタイル
  他の詩篇やテキストに見いだされるフレーズや表現を
  もって構成する。
   1節後半  -> 40:17,18
   4節後半  -> 25:1
   11節前半 -> 27:11
   14節    -> 54:3,5
   13,15節 -> 出エジプト記34:6

3.僕の祈り
  主に向けて僕が祈る。
  主の呼び方
    私の主 -> 出エジプト記34:6,7
     3,4,5,8,9,12,15
    私の神 -> 出エジプト記20:2
     2,8,12,14
  僕の呼び方
    僕 2,3,16
    はしための子 16

4.一つの道、一つの心
  神の民は「あなたは心を尽くし、魂を尽くし、力を尽くして、
  あなたの神、主を愛しなさい」(申命記6:5)と命じられている。
  それ故に、感謝は「心を尽くして」捧げられる。

  エレミヤに対し、主は次のように言われる。
   彼らに一つの心と一つの道を与え・・・彼らととこしえの契約を結ぶ。
   ・・・わたしに対する恐れを彼らの心に与える。(エレミヤ32:37-4
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