Subject:
詩篇88篇(謙人)
From:
"Kento Aoki" <kento@mikunikensetsu.com>
Date:
2002/05/28 8:46
To:
<saiwainet@egroups.co.jp>

こんにちは、謙人です。

詩篇88篇などの構造などを送ります。

テーマ
・祈りが御前に届くように
・私は死人のようになった
・私は深い穴に置かれている

構造
A1-2私の叫びが御前に届くように
 B3-7私の魂は悩み、死人からも見放された
  C8-9神は私を親友から遠ざけられた
   ×10-12神は死人のためにわざを行われるだろうか
A13-私はあなたに叫んでいます
 B14-17燃える怒りが私の上にある
  C18-私は親友から遠ざけられた
説明
1-2節のところでは私の祈りが届くようにといっていて、13節では祈りは届きますと
いっている。
3-7節には自分の魂の悩み、神の憤りなどについて書いてあり、14-17節にも同
じ話が出てくる。しかし、3-7節には出てくる死人の話は14-17節には出てこないので
同じ意味かははっきりとはわからない。
8-9節と18節が同じ話なのはすぐわかる。ここで自分の親友から遠ざけられたと
いっている。18節には知人たちが暗いところにいるということがある。
10-12のところには神のわざ、恵みについて話していて、忘却の地についての話が12
節の最後に出てくる。

百文字説明文
詩人はこの詩篇で、特に自分はどういうような状態にあるかを話している。詩人は自
分は死人の中でも見放され、親友から遠ざけられたといって、自分を死んだもののよ
うにして、言っている。また、この詩篇には悪者の話が出てこない。なぜ、このよう
な状態になったのかはそういう意味で大事なことである。

問い
・詩人がこのような状態になったのはなぜか?
・死人のなかで見放されるとは?
・忘却の地とはどこか?

以上です。