Subject: shihen 89 <> samuel 7 |
From: "Ken" <ken@mikunikensetsu.com> |
Date: 2002/06/05 12:19 |
To: <saiwainet@egroups.co.jp> |
こんにちは、塩光献です。
詩篇89篇19-37とIIサムエル7:5-16との関係を見てみました。
詩篇89:19 <> サム7:17
共通する言葉
「幻」
「敬虔な者」 = ナタンのような者、あるいはナタン自身
詩人はここでナタンに幻を通して話された神の言葉について話している。
詩篇89:19、20、24 <> サム7:5、8、11
共通する言葉
「選ばれた者」 「しもべ」 「ダビデ」 「民」
「任命」 = 「油注いだ」 「高く上げた」
ダビデは神が選んだ神のしもべであって、イスラエルをさばく者として任命された人である。羊の群れから、民から、一人の勇士を選んで聖なる油を注いでイスラエルの君主にしてくださった。それから彼の角を高く上げた。
詩篇89:21、29、36、37 <> サム7:12、13、16、
共通する言葉
「王国、王座、家、は堅く立てられる」
「とこしえまで」 「王座は子孫によって継がれる」
神はダビデの王座、イスラエルの王国をとこしえに堅く立てることを誓っている。ダビデの子孫と家は堅く建てられ、王座を世々に渡って継ぐ。詩篇89:21では「私の手が彼とともに堅く立てられ」とありますが、ダビデが堅く立てられることによって神の力強さが表される。(?)
詩篇89:22、23、 <> サム7:9、10
共通する言葉
「敵、仇、不正なものは彼とその民を倒せない、苦しませることは出来ない。」 「神は敵を倒す」
敵は神の許しを得ない限り、ダビデの髪一つ触れない。神はダビデの敵をことごとく倒す。ダビデが倒すのではなく、神が敵を倒す。
詩篇89:24、25、27 <> サム7:9
共通する言葉
「どこでも、ととものいる」 「高い者にする」 「大いなる名を与える」
主はダビデとイスラエルを世の中で最も高い者とする。サムエルの方では、この世の偉大な者と「等しくする」といっているが、詩篇の方では「地の王たちのうちの最も高い者」とすると言っている(?)。(長子と言っているから89:27ではキリストの話しなのか?)ダビデはここで神のように支配する者となる。ダビデは神に頼る限り神はダビデに詩篇89:25のように力を与える。ダビデは神のひな形となってイスラエルを支配する。
詩篇89:26、27、28、29、30、31、32、33、 <> サム7:14
共通する言葉
「父となる」 「子となる」 「罪犯すなら懲らしめる」 「杖、むち」
神はダビデとその子孫の父のようになって彼らを導く。神に従う時は祝福を与え、彼らを栄えさせるが、もし命令にそむくなら、むちと杖を持って懲らしめる。同時に神は必ず見捨てないと誓う。
詩篇89:24、28、33、35、37、 <> サム7:5、8、17、21、25、28、29
共通する言葉
「約束」 「仰せられる」 「真実」 「契約」
「仰せられる」 = ヘブルAw-mar 語る、約束する意味を含む
「約束」 = ヘブルDaw-bar 語る、約束する意味を含む
神はご自分の仰せられていることは真実であって必ず行われると言ってる。ダビデはそれを信じている。ここで神は自分の真実をすごい強調している。絶対に約束を守る、絶対に契約を忘れないといっている。
以上です。