Subject:
第2サムエル記7:18-29の分析
From:
Date:
2002/06/05 12:23
To:
<saiwainet@egroups.co.jp>

こんにちは、+Keiya Kannoです。

昨日は第2サムエル記7:5-16までの神からの誓いを見たので18-29のダビデのそれに対
する答えを見ました。

このダビデの答えにも89篇に似ているテーマがある。

1)7:18-21は89篇と同じように自分をしもべと呼び、47-48にあるように人は小さい
者であると告白している。しかし、これを言っている理由は反対である。7章のほう
ではちりに過ぎないのに神は約束してくださったと言っている。それに対して89篇は
人はちりに過ぎないので怒らないでくださいと願っている。

2)7:22,26,27には89:6-10,12にあるような同じようなテーマがある。それは神が偉
大な、力ある方であるということである。また7章ではもう1つ特別なことが言われて
いる。それは民が偉大であるということである。このテーマは直接89篇にはないが、
角を上げるなどはそれと連想して考えられる。

3)ダビデの答えの中にも神民、父子の言い方がある。それは24節である。

4)7:25で神は約束したことを変えないお方であることを前提として持って、約束通
りに行なってくださいと願う。

この箇所の構造は

18-21 このようなしもべに誓ってくださった
22 偉大な神
23 偉大な国民
24 神の民となる
25 約束どおりに行なってください
26a 神が賛美されるように
26b とこしえに御前にいれるように
27,28 約束してくださった
29 永遠に続き、祝福されるように

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