Subject:
詩篇100篇 研究のための下ごしらえ
From:
Date:
2002/09/02 10:46
To:
<saiwainet@egroups.co.jp>

こんにちは、+Keiya Kannoです。

●テーマ

・主を礼拝しよう
・主は創造主である
・主は恵み深い

●構造

A 1-2 全地よ。喜べ
    B 3 なぜなら、主は私たちの創造主である

A 4 主の家に来て礼拝せよ
        C 5 なぜなら、主は恵み深い

●100字文

主を喜んで礼拝しよう。なぜなら、神は私たちを創造し、私たちは神の羊であるから
である。主の家に行こう。なぜなら、神は恵みと真実に富んでおられる。

●構造の説明

この詩篇の構造は賛美と理由が2回づつ繰り返されていて、ABACになっている。

Aは賛美、礼拝への招き、Bは創造、Cは主は恵み深いである

●問い

・「神の民が創造される」というテーマと「主は恵み深い」というテーマはどうつな
がっているのか?

・100篇の最初でこの詩篇は感謝の歌であるという題がついている。感謝の詩篇とは
何かがあってそれに対する感謝をしている。しかし、この詩篇にはそのような具体的
なことはないが、なぜ、詩人は感謝しているのか?主の家で何を感謝するのか?

●気が付いたこと

・この詩篇は95篇と似ている。両方の詩篇は賛美の招きから始まる。95篇の前半で
「賛美せよ」と言っている理由は「神が創造主であり、すべてを造られた」からであ
る。95:6と100:2は似ていて、「来て、礼拝せよ」ということが書いてある。そして
そのあとで「私たちは神の牧場の羊である」と言われている。95:8からと100:4は正
反対である。95篇では民が神の声を聞かなかったので、安息の地には入れないと言わ
れた。しかし、100篇では神の家に入れと言われて、招かれている。

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