Subject: 詩篇101篇 研究のための下ごしらえ |
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Date: 2002/09/09 13:57 |
To: <saiwainet@egroups.co.jp> |
こんにちは、+Keiya Kannoです。
●テーマ
・主を賛美する
・私の家の中は正しく、悪はない
●構造
1 恵みとさばきを賛美する
2-5 私は悪を憎む
a 2 私は正しい
b 3-4 私は悪を憎む
c 5 私は敵を滅ぼす
6-8 正しいものたちは住み、悪者は滅びる
a 6 正しい者たちは住む
b 7 悪者たちは住めない
c 8 私は悪者たちを滅ぼす(王として)
●構造の説明
1節で恵みとさばきを賛美すると言っているが、詩人はさ義しいさばきを行なってい
ることを2-8のところで言っている。
このさばきを行なっているという箇所は2つに分かれている。前半は個人的なさばき
で、後半では民的なさばきである。
●問い
・なぜ、詩人はこんなに自分が悪と離れているということを強調しているのか?こん
なに強調してどうしようとしているのか?
・1節と2-8の関係は何か?1節で賛美しますと言っているが、あとのほうでは自分は
正しいということを言っている。どのようにつながっているのか?
・1節の恵みとさばきの関係は?なぜ、義とさばきや、恵みと真実などではないのか
?
●気が付いたこと
・93篇から100篇までは王の詩篇だった。そこで賛美のテーマがでてくる時は賛美す
るように招く。また賛美する時にはその理由が説明されていた。しかし、この詩篇で
賛美する時に個人的に賛美している。そして理由はない。
・4節の「悪を知ろうともしません」は100:3を思い出す。ここで詩人は「悪を知ろう
としない」と言っているが、その反対に100篇では「主を知る」と言っている。
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+Keiya@Kanno Family
E-mail: keiya@kanno.com
May God bless you!
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