Subject:
詩篇104篇 満ち足りる研究
From:
Date:
2002/10/01 12:15
To:
<saiwainet@egroups.co.jp>

みーちゃんです。

104篇の構造をやったときに「満ち足りる」という言葉がめだったので、それを探
しコメントを書きました。

満ち足りる=satisfied<07646>

■詩篇17:15

1)誰が満ち足りているのか:

詩人

2)何に満ち足りているのか:

御姿に満ち足りている。

3)17篇全体をみてみると…:

この詩篇はあまり104篇と似ていない。17篇のテーマは「敵」についてのテーマ
です。

■詩篇22:26

1)誰が満ち足りているのか:

悩む者

2)何に満ち足りているのか:

食べ物

3)22篇全体をみてみると…:

この詩篇は人々が神を賛美しているというところが104篇と似ている。22篇は1
7篇と同じように前半に敵についてのテーマが出てくる。22篇では104篇と同じ
ように全ての者が満ち足りている。

■詩篇22:26

1)誰が満ち足りているのか:

全き人、正しい人、貧しい者

2)何に満ち足りているのか:

飢饉の時にも食べ物に満ち足りる

3)37篇全体をみてみると…:

37篇にはまたまた、敵についてのテーマが出てくるが、ここまで見てくると、満ち
足りるという話には神のさばきの話も出てくるということがわかる。37篇では22
篇と同じように貧しい者も満ち足りている。

■詩篇59:15

1)誰が満ち足りているのか:

犬が満ち足りていないときには…

2)何に満ち足りているのか:

えさに満ち足りていないときには…

3)59篇全体をみてみると…:

59篇でも敵からの救いを詩人は願っている。59篇と104篇を見ると犬や獅子と
いうものが、満ち足りるためにうろつくということがわかる。59篇にはただ満ち足
りなければうなると書いてあるが、104篇には神にほえると書いてある。104篇
で犬は被造物の1匹として出てくるが、59篇では悪者のたとえとして出てくる。

■詩篇63:5

1)誰が満ち足りているのか:

詩人のたましい

2)何に満ち足りているのか:

脂肪と髄

3)63篇全体をみてみると…:

63篇の1-3節は104篇の11-18節と反対のことが言われている。63篇で
は「のどが渇いている」、104篇では神が獣に飲ませるので満ち足りるということ
が書いてあります。63篇の詩人は満ち足りることを祈り求めています。しかし、6
3篇の詩人も104篇の詩人も「生きている限りほめたたえる」と言っています。

■詩篇65:4

1)誰が満ち足りているのか:

被造物全て

2)何に満ち足りているのか:

良いもの、水、食べ物

3)65篇全体をみてみると…:

65篇は今まで探してきた詩篇の中で一番104篇と似ています。5-13節は言い
方は違っても、104篇そのものといえるでしょう。65篇は104篇のような動物
と言うよりも地が喜んでいると言えるでしょう。

■詩篇78:29

1)誰が満ち足りているのか:

イスラエル

2)何に満ち足りているのか:

食べ物

3)78篇全体をみてみると…:

ここは、出エジプトのテーマがでてくる有名な詩篇です。出エジプトのイスラエルの
人々は104篇とは反対に78:18にも出てくるように満ち足りたい(欲するまま
に食べ物をもとめた)と文句を言いました。神様はこのイスラエルを岩を打って水を
ほとばしり出させて飲ませ、マナを降らせてパンを与え、うずらを降らせて肉を与え
たのに、イスラエルは満ち足りないと言いました。

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 Miwaza Kanno
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