Subject:
詩篇107篇 構造
From:
Shou Itou
Date:
2002/10/23 15:20
To:
saiwainet@egroups.co.jp

こんにちは。伊藤将です。

遅くなりましたが詩篇107篇の構造を考え直して送ります。

1 主の恵みはとこしえ

2~9 主は飢え渇きから救う

この段落の荒野をさまよう話は出エジプトの話しようにも見える。
そして、住むべき地というのはカナンの地だと思う。
魂を満ち足らせる話しも出エジプトの話の中にある。

10~16 主はかせ、苦役から救う

この段落はバビロン捕囚の話しに見える。
神の言葉に逆らった話もこの話の中に出てくる。
16節はペルシャがバビロンを倒す話しにも見える。

17~22 主は咎から救う

この段落には歴史的背景のような話しはないが、
滅びの穴から救うという話しはダニエルの話しにも見える。

23~32 主は嵐から救う

この段落はヨナ、キリストの弟子たちのことを話しているように見える。
ヨナは神の言葉に逆らって嵐にあったが、
この段落にそのような話は書かかれているのでその話しにも見えるが、
主が嵐を静める話しはキリストの話しにも見える
なので、この段落の歴史的背景はどちらなのかわからない。

33~42 祝福と呪い

この段落にも歴史的背景はないが、この詩篇にはつながっている節がある。

43 主の恵みを悟れ

この段落は1節と平行しています。

このように、歴史的背景を見ると、時代はバラバラである。
しかし、歴史の順番になっていることもわかる。
出エジプト→バビロン捕囚→ヨナ(キリスト)
しかし、時代がバラバラなのでこの詩篇がどの時代に書かれたかはわからない。

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 Shou Itou
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 Shalom!
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