Subject:
復楽園 第19章
From:
"近野聡子" <konnosatoko@nifty.com>
Date:
2002/10/30 20:28
To:
"さいわいネット" <saiwainet@egroups.co.jp>

聡子です、第19章の要約を送ります。

黙示録は全体として、旧秩序の終わりと新秩序の確立、を預言する書物です。

最後に「天と地が揺り動かされる」その激動が、古い契約制度を完全に終結させ、神
の国が地上に到来し、
国々を支配するサタンの力が打ち砕かれた、ことを宣言します。

神は、エルサレムと古い王国、そして神殿の破壊を通して、それらが永遠の都、主の
聖なる国、栄光ある神殿を建てるための足場に過ぎなかったことを示されました。

黙示録の基本メッセージを、章ごとに簡単にまとめると、以下のようになります。

1章-最初に預言の主題が提示され、結びはイエス・キリストの幻が現れ、その箇所
では、重要な象徴が
幾つか使われています。

2~3章-主が小アジアの7つの教会に宛てたメッセージであり、預言の主なテーマ
について書かれています。

ユダヤ主義、国家主義、迫害という3つの問題があり、それに対してキリストは、ご
自分の教会が真のイスラエルであり、契約の約束を受け継ぐ、正統な相続者であると
宣言しました。

これは、御民にご自分の御名に於いて「打ち勝ち」、征服・支配するよう励ます、励
ましの言葉です。

4~5章-聖書の歴史哲学=神の御座を視点に全てをみる哲学、について書かれてい
ます。

キリストは、神の裁きの書を開くのに相応しい「征服者」として表され、被造世界と
歴史の中心がキリストである、ということが明らかにされています。

6~7章-巻物の7つの封印が解かれ、背教のイスラエルに対する裁きが、象徴的に
示されます。
これらの裁きは、教会が捧げた呪いの祈りに対する、神の応答であり、教会の統治・
礼典行為が
世界史の流れを変える手段である、ということを物語っています。

8~9章-地上の教会がなす法的宣言と、神が天から公布なさる法令との間に、一致
があることが表されます。

エルサレムはサタンとその軍勢とに引き渡され、悪魔に駆られた軍勢がエルサレムに
雪崩れ込み、最後には、
国全体が自虐的な狂気に陥ります。

10~11章-ここで再びキリストの幻が現れます。

キリストは新しい創造と契約が、既成事実となったこと宣言なさいます。 
教会が復活し、迫害者たちは壊滅することになります。

エルサレムが崩壊し、古い契約の足場が取り壊される事に拠って、新しい最後の「神
殿」が完成したことが、
世界に啓示されました。

12章-歴史の根本的な戦いが、キリストとサタンとの広大無辺な戦い、として描か
れています。 
神の御子が勝利を得て、御国の王座に昇られると、サタンは迫害の矛先を、教会に向
けます。

「女の子孫」は竜(へび)の頭を打ち砕く、と予定されており、教会もキリストと共
に、有り余るほどの勝利を
得ることになります。

13章-忠実な教会と、ローマの異教帝国との全面戦争について啓示されます。

背教したユダヤが、ロ-マ帝国と手を組んで、イエス・キリストを礼拝する代わり
に、皇帝礼拝を強制させる、
という警告でした。

革命は罰せられるため、教会はキリストの主権を確信し、堅忍することを求められま
した。

14~16章-贖われた勝利の軍隊が、賛美し、キリストが審判の雲に乗って、反逆
のイスラエルを訪れ、
熟した怒りの葡萄を踏み潰す様子が、描かれています。

神殿が開かれ、栄光の雲が聖所を満たした時に、神の裁きがそこから注がれ、背教者
達の上に、
エジプトの災害が下ります。 

17~18章-エルサレムの罪が、霊的な姦淫であることが、ここで暴露されます。
 

エルサレムは正当な夫を捨て、カエサルを礼拝し、「聖徒たちの血に酔っている」の
です。
聖なる都は、もう一つのバビロンとなりました。

神は、エルサレムの売春婦たちから離れるよう、最後の招きをされた後、略奪を行う
帝国軍の手に、
売春婦たちを委ねられます。

背教のイスラエルが、徹底的に破壊されるのを見て、天と地にいる聖徒達は喜びま
す。

19章-キリストとその花嫁である教会が、結婚を祝う喜ばしい婚礼としての、聖餐
でこの章は始まります。

福音がやがて、世界的な支配力を持つようになることが示されます。
王の王なる方が馬に乗り、キリストの御口からでる「御言葉」が、剣となり勝利をも
たらします。

20章-キリストの初臨から、世の終わりに至るまでの、新世界秩序の歴史について
書かれています。

主はサタンを縛り、御民をご自分と共に、王・祭司として王座に着かせて下さりま
す。
最後の審判の到来により、義人と悪人は永遠に分離され、神の民は永遠の遺産を受け
継ぎます。

21~22章-完全に栄光を受けた、教会の幻について書かれています。

その教会は地と天上の両方を含み、世界的に影響を与え、やがてが地球全体が、
一つの栄光ある神殿となるのです。

楽園(エデンの園)の目標は、支配命令の成就に於いて完成します。

―以上です、よろしくお願いします。
 なんだか、読んで書いている内に、幸せな気持ちになりました。―