Subject:
詩篇107篇の菅野家での詩篇研究のまとめ
From:
"Hikaru Saito" <hikaru@mikunikensetsu.com>
Date:
2002/10/23 12:48
To:
"Saiwainet" <saiwainet@egroups.co.jp>

こんにちは。斎藤光です。
詩篇107篇の菅野家での詩篇研究のまとめを書きました。

                            苦しみの叫びから喜び
の叫びに変わる

1)107篇は大きく五つに分かれている
詩篇107篇は大きく分けて五つに分かれています。
①1-9、②10-16、③17-22、④23-32、⑤33-43です。
①~④までは、同じフレーズが繰り返されていますが、⑤はそのフレーズはありませ
ん。なぜでしょうか?

2)主は奇しいわざを行われた
「導く」と言うことはこの詩篇の中の「奇しいわざ」の一つです。
どこに導かれるのでしょうか?主はイスラエルを住むべき町、畑、水のわき上がると
ころに導いていってくださるのです。奇しいわざと恵みはペアになっています。切り
離すことはできません。10-16の御業、17-22の御業は難でしょうか?17-22の御業は
「みことばによる癒し」で、10-16の御業は闇から連れ出されたことなのです。「奇
しいわざ」のポイントは、「書かれていること(約束されたこと)をそのまま行われ
る」と言うことなのです。

3)107篇1節はいつの歌?
107:1は契約の箱がエルサレムに来たときの歌であります。(第一歴代誌16章)
契約の箱は、エルサレムに入ったとき、ダビデが歌うたいたちを使って「主の恵みは
とこしえまで」と歌わせたときの歌なのです。

4)1-9と33-43の同じところ

      テーマ
     1-9
     33-43

      ・荒野、荒れ地
     4
     33-35、40

      ・住むべき町
     4、7
     36

      ・さまよう
     4
     40

      ・飢える、実る
     5、9
     34、36

      ・渇く、潤す
     5、9
     33、35

      ・道
     4、7(直道)
     40(道なし)

      ・敵の手、君主、国々

      (不正な者)
     2-3
     40、42

      ・言、口を閉じる(喜び)
     2
     42

      ・集める、羊の群れ
     3
     41

      ・恵みを悟る者

      (主に感謝する者)
     1
     43




5)飢えと渇きを満たす神
飢えと渇きを満たす神は、死の門にも打ち勝ってくださいます。
飢え、乾いているときには危ないのです。そのとき、サタンの誘惑が来るのです。キ
リストもそうでした。しかし、神に叫び求めると救われます。
苦しみの時にも、喜びの時も叫ぶのです。

全体のテーマ

「苦しみの叫びから喜びの叫びに変わる」


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