Subject:
詩篇109篇 詩人と悪者の対比
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Date:
2002/11/12 12:53
To:
<saiwainet@egroups.co.jp>

こんにちは、+Kanno Keiyaです。

この詩篇で目立つことは詩人の行い、彼が願っていることと悪者の行い、彼らに対し
て願っていることが対比されていることである。

構造を見ようとすると細かい所までは分かりにくい。なぜなら、節単位にテーマが対
比されているからである。

それでどのようなところが対比されているのかを見ました。

最初に読んで気が付くテーマは口に関してである。1節で神は黙っている。2-4で悪者
は彼らの口で邪悪、欺き、偽り、憎しみの言葉を話している。4節の最後の行で詩人
は祈っている。
しかし、28節で神は黙っていたのに、祝福している。29節で悪者はなじっていたの
に、自分にそれが戻ってきている。30節が1-4と対比されていることをよく表す箇所
である。そこで詩人は「口をもって」賛美している。

4,5節で詩人は悪者を祝福し、愛したのに、彼らはその愛に心を留めて愛を行うこと
をせず、かえって貧しい者たちを殺し、祝福にかえてのろった。それで17,18,28,29
節で神は目には目をの原則で、のろったので神は悪者をのろわれる。

6節で詩人はなじる者、つまりサタンが裁判の時に悪者の右に立つようにと願ってい
る。しかし、31節では貧しい者の右には主ご自身が立ってくださって、義しいさばき
が行われるようにしてくださる。

8-11と22-15は対比されている。ここで自分の状態と悪者の状態が逆転するように
祈っている。今の詩人は日が短く、食べていないので痩せ、悪者のそしりとなってい
る。しかし、詩人が願っているのは敵がこのような状態になることである。

12節で詩人は悪者に恵みが注がれないようにと願うが、反対に21,26節では自分が恵
みによって救われるようにと願っている。

まだ途中です。

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May God Bless you!!
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