+松田@カンノ・カンパニーです。
今まで「直訳」といっても、日本語として意味が通るように、松田が
手を加えていました。
ところが場合によって、ヘブル語の語順に大きな意味があるのに
それが崩れてしまい、構造を発見できなくなることがあります。
つまり、直訳としての意味がなくなるわけです。
そこで、来週からお送りする「直訳」は、ミルトスの対訳本そのままの
内容でお送りすることにします。
■訳語についての例外
ただし、同書でも、ひとつのヘブル語が異なる日本語で訳出されて
いることもありますので、その場合に限り単語を統一します
(気付かずに見すごすこともありますが、ご容赦ください)。
例:
詩篇36:2「とが」、36:3,4,12「不法」は同じ語幹
nwa (不義)の変化形。
■今回問題になりそうなこと
- 1節は「ささやかれる事(oracle=託宣)」から始まるのに、それが見落とされる。
- 11節の「来ないように 足が 手が 追い出さないように」の並行がわからない。
・・・など、です。