Subject:
RE: 詩篇36と詩篇32-34のリンク
From:
Date:
2001/05/24 15:07
To:
"saiwainet" <saiwainet@egroups.co.jp>

+松田@カンノ・カンパニーです。

前の松田の説明には抜けがあったので付け加えます。すみません。 
(昼間のこんな時間に遊ぶな、と思われる方もいると思います。すみません)

詩篇36と32-34はリンクしている」という話と、
詩篇30~36はキアスマスではないか」という話とを書きましたが、

「だから2つの話はどうつながっているの?」と思われたと思います。

■「詩篇36と32-34はリンクしている」ことの意味

 
最近「ヨセフ物語」で有名なW.Ramey氏によると、キアスマスの構造には
並行箇所があるだけでなくて、頭から尻尾まで順序よく並べるための
キャッチワード」という構造も持っていることがわかりました。 

たとえば、前の章に「ろば」という単語が出たら、次の章でも「ろば」という
単語を使って、「この2つの章はひとまとまりですよ」と教えるための
キーワードが「キャッチワード」です。

なので、

詩篇36詩篇32-34が、「脂肪」-「とが、そむき、幸い」、契約の民
というキーワードによって、詩篇65だとかエレミヤだとかをいったん
経由して結び合わされていることの意味は、

詩篇36と詩篇32-34は、分けて考えなくてもいいんですよ。
ひとつのキアスマスの部品ですよ


という、詩篇記者からのお知らせではないかと思ったのです。