Subject: 詩篇117篇と出エジプト(ケイヤ) |
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Date: 2003/01/07 15:32 |
To: <saiwainet@egroups.co.jp> |
こんにちは、+Kanno Keiyaです。 詩篇117篇と出エジプトの事件の関係を考えました。 今日の聖書研究でこの詩篇を知るための問いがたくさんでたが、これらの中で出エジ プトのみわざに繋がる問いが複数あった。それらに答えながら出エジプトとの関係を 見ていきたい。 ●なぜ、「我々」に与えられた恵みを「国々」が賛美しなければならないのか?この 2節の2行だけでは理由になっていない。 これはこの詩篇を知るにあたってとても大切な問いである。よく考えるととてもおか しい。図にしてみると分かるように(今日のホワイトボード「問いと研究課題」の左 下参照)、国々が賛美する理由にはなっていない。 しかし、出エジプトの事件を見るとこれが理解できる。神はご自分の民イスラエルを 国々の中でももっとも強いエジプトから連れ出された。それを聞いたカナンなどにい る国民は彼らを恐れる。これが2節と関係あるのはこのみわざがアブラハムに約束さ れた通りに400年後に救ってくださったからである(創世記15:13-16)。それは神の 恵みであり、真実である。 ●「国々」、「氏族」は誰か? そのように見ていくとこれはエジプトを含め、周りのカナンの地にある王国などのこ とではないのかということが考えられる。 ●なぜ、この詩篇もエジプトのハレルなのか?なぜ、この詩篇を祭りで歌うのか? 2節の賛美の理由を出エジプトのみわざとして考えるなら、過越の祭りの詩篇として 歌ってもおかしくない。 ●具体的に恵みと真実を守って何をなさったのか? それは最初にも書いたようにアブラハムとの契約を守って、エジプトから民を連れ出 し、カナンの地に入れてくださるということである。 ●気が付いたこと そのように考えていくと1つ引っ掛かるのは、その時代にはまだイスラエルの神を恐 れるということだけで、賛美するまでに至っていないということです。ソロモンの時 代になればそれはあると思いますが、この時代では -------------------------------- +Keiya@Kanno Family E-mail: keiya@kanno.com May God Bless You! --------------------------------