Subject:
詩篇117篇 まとめ
From:
"Miwaza Kanno" <miwaza@kanno.com>
Date:
2003/01/08 11:37
To:
<saiwainet@egroups.co.jp>

みーちゃんです。

■すべての民よという言い方:

この言い方はイスラエルについてでしょうか?異邦人についてでしょうか?すべての
民よという言い方は117篇を含めて聖書の中に3回出てきます。このうち2回は氏族と
いう言葉に訳されています。それなので、この117篇の民という言葉は異邦人を指し
ているといえるでしょう。この民という言葉の言語は「母」です。というのは、この
民という言葉が同じ母から生まれたものという意味なのです。

■構造について:

みんな構造は同じでしたが、あまり細かく見れなかったようです。つまり、2Aがキ
アスマスになっているというところを気がついて欲しかったのです。このキアスマス
は今週の記入用の左側についているヘブル語の訳を見ればわかります。「A大きく、B
恵み、Bまこと、Aとこしえ」です。

■エジプトのハレルだけれど?:

この詩篇はエジプトのハレルといわれる詩篇のひとつですが、いわれてみなければわ
かりませんね?そのために私達はほかのエジプトのハレルと対比してみなければいけ
ません。ここで目立つのは、116篇です。116篇ではイスラエルの民だけにほめ
たたえよといっていますが、117篇ではすべての国々にほめたたえよといっていま
す。

■アーメンについて:

2節のAは別の言い方で短くいうと「アーメン」です。アーメンというのはただいっ
ているのではなくて、アーメンは賛美としていっているのです。たとえば、メサイア
では最後にアーメンの歌があります。これは、アーメンコーラスといわれています。
アーメンコーラスは題のとおりアーメンという言葉だけで歌われています。また、同
じメサイアの中には117編にで来るハレルヤというのも、ハレルヤコーラスで歌っ
ています。ですから、ハレルヤコーラスとアーメンコーラスで117篇となるので
す。

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