詩篇３６：９の「光を見る」について

2001/05/24　菅野契也（中二）

この詩篇を見るときに「あなたの光のうちに光を見るからです。（詩篇 ３６：
９）」が目立ちました。この話は詩篇にでてこない言い方なので、「光」<0216>＋
「見る」<07200>を調べてみました。

すると１６箇所出てきました。見ると、関係ありそうなのは「やみの中を歩んでいた
民は、大きな光を見た。死の陰の地に住んでいた者たちの上に光が照った。（イザヤ
書 ９：２）」というのしかありませんでした。ここの１－７ではイスラエルについ
ての救いの預言がされています。特に６節ではイエス・キリストについての有名な預
言があります。

もっとそこについて研究してみると「暗やみの中にすわっていた民は偉大な光を見、
死の地と死の陰にすわっていた人々に、光が上った。（マタイ福音書 ４：１６）」
で引用されていました。

 だから、ここのギリシャ語の「光」<1492> ＋ 「見る」<5457>を調べてみると、

■イエスは彼らに言われた。「まだしばらくの間、光はあなたがたの間にあります。
やみがあなたがたを襲うことのないように、あなたがたは、光がある間に歩きなさ
い。やみの中を歩く者は、自分がどこに行くのかわかりません。（ヨハネ福音書 １
２：３５）

■その途中、正午ごろ、王よ、私は天からの光を見ました。それは太陽よりも明るく
輝いて、私と同行者たちとの回りを照らしたのです。（使徒行伝 ２６：１３）の２
箇所がでてきました。

ヨハネ福音書 １２：３５ではイエス・キリストに会いに来た人に対してこのような
ことを言われました。ここでイエス・キリストはご自身を光だとしています。

また使徒行伝 ２６：１３ではパウロが改心したことについて弁明するときに言って
います。パウロはこの光が太陽よりも明るかったということを言っています。

この新約聖書の３箇所を見るとイエス・キリストご自身が私たちの光であるというこ
とがわかりました。

またヨハネ福音書の導入である１：１－１８の所でもキリストが光であることについ
て書いてあります。それについては明日研究することになっています。

--------------------------------
＋カンノケイヤ＠カンノファミリー
mailto:keiya@kanno.com
--------------------------------