Subject:
118;1,29が出ている他の箇所と118の関連について
From:
"Kento Aoki" <kento@arkios.co.jp>
Date:
2003/01/14 14:05
To:
<saiwainet@egroups.co.jp>

こんにちは、謙人です。

118;1,29が出ている他の箇所と118の関連について見ました。

118:1,29→106:1

この106篇ではエジプトのハレルということが118篇などよりも良くわかる。イ
スラエルは何度も罪を犯し、その後また神が救われると言う話が繰り返されていて、
その恵みは本当にとこしえということがよく表されている。一方118篇では詩人は
罪を犯し懲らしめられるが主は救われるとなっている。

106篇のイスラエルの民は神のみわざを見たのにそれをすぐに忘れ他の神々に信頼
してしまう。しかし、118篇で詩人はこの世の力である君主、人に信頼することは
せずただ神に信頼することがよいと言っている。

詩人は118篇で厳しく懲らしめられたが神は詩人を死に渡されなかった。そのこと
を詩人は主の門に入って感謝するといっている。106篇ではイスラエルは神に対し
て何度も不信の罪を犯し、それによって罰せられるが滅ぼされることはなかったとい
うことがあり、それは118篇と同様である。

118:1,29→107:1

この詩篇106篇と同様にエジプトのハレルだということがわかりやすい。主は君主
たちをさげすんで貧しい者を救われるというのは118篇で詩人が言っているように
君主たちのように自分たちの力に頼っているものたちよりも主に信頼するもののほう
が望みがあるということと似ている。


118篇と他の1,29節の出ているエジプトのハレルのほとんどで共通している
テーマは
犯した罪を神が裁かれ、そのあと神が恵みを与えて救われるということである。ま
た、それに対する詩人、民のする、するべき答えとはその恵みを覚え感謝することで
ある。

以上です。
よろしくお願いします。

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Kento Aoki
kento@arkios.co.jp
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